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「おりものがいつもと違う...?」は要注意!

女性の身体の変化を示すサインはいろいろありますが、実は「おりもの」もそのひとつだとご存知でしたか? 健康な女性の場合、ホルモンの働きでおりものは周期的に変化するのが一般的。排卵期のおりものは透明で粘り気があり、その後は白くにごり量も減ります。ご自分のおりものの周期的変化を把握していると「いつもと違う」という発見につながりますから、ぜひ日頃から気をつけていただければと思います。まずは下記の表で毎日のチェックをしてみましょう。
□ 色はどうか? (透明/白っぽい)
□ 粘り気はどうか? (サラサラ/粘り気がある)
□ 量は多いか少ないか? (多い場合は継続的に多いのか?)
□ かゆみはあるか?
□ においが気になるか?
通常の変化とは異なり、においや色、量などが「いつもと違うかな?」と感じたら、病気の可能性も。
 おりものにサインが現れる病気として、性感染症(STD)が挙げられます。性感染症とは性交によって感染する病気のこと。クラミジア感染症、りん病、トリコモナス膣炎、尖圭コンジローマ......などさまざま。特に最近では若い女性のクラミジア感染症の感染率が高くなっています。性感染症は原因によって治療法は異なりますが、パートナーといっしょに治療を行う必要があります。また、不妊の原因にもなりかねません。
 子宮頸がんもおりものにサインが現れる病気。初期の段階では自覚症状がないので、30歳を過ぎたら年に1回は検診を受けるのが理想的です。進行すると不正出血のほか、悪臭のするおりもの、下部腹痛などが現れてくるとされています。
 「周期的変化をしていないみたい」「異常な状態が続いているかも」と感じられた方は、お早めにかかりつけの医師にご相談ください。

 


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子宮頸がん予防ワクチンについて

 「子宮頸がん」。耳にすることはあってもどんな病気か分からない...という方も多いのではないでしょうか。子宮頸がんというのは子宮頸部、つまり子宮の入り口にできるがんです。初期段階では自覚症状がなく、発見が遅れてしまうこともあります。
 実はこの病気、若い世代の女性に多いがんなのです。特に20~30代で急増しており、日本では年間約15,000人の女性が発症していると報告されています(2008年人口動態統計より算出)。
 原因は発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染です。通常発がん性HPVは自然に排除されますが、排除されずに長い間感染が続くと、一部が「前がん病変(がんになる前の異常な細胞)」となり、子宮頸がんへと変わります。しかし発がん性HPVは性交経験のある女性の約8割が一生に一度は感染するウイルスだと言われています。言い換えると、子宮頸がんは女性なら誰でも発症する可能性があるのです。
 ここでおすすめしたいのがワクチンです。子宮頸がんの発症予防を目的としたもので、1クール(半年)で3回の接種となります。自費治療になるため1クールで約3万円程度かかりますが、子宮頸がんは、現在、ワクチンで予防することができる唯一のがんです。1度受けると少なくとも10年は効果があるとされており、性交渉の経験がない10代前半の女性はもちろんのこと、20代~30代の方にもぜひ接種してもらいたいワクチンです。日本でもようやく承認され、年末ぐらいから発売されることが決まりました。今後、子宮頸がんワクチンについての話を聞かれる機会も増えてくると思います。
 もしワクチンを接種しない場合でも、定期的な検診は必ず行いましょう。最初に述べた通り、自覚症状がないことが子宮頸がんの特徴。1年に1度の検診が早期発見へとつながります。早期発見ができれば必ず完治する病気ですので、お気軽にかかりつけ医にご相談ください。

新型インフルエンザワクチンについて

最近話題の新型インフルエンザ。「感染力が強いものの、多くの感染者は軽症のまま回復する」「タミフル、リレンザといった治療薬が有効である」といった点で、これまでの季節性インフルエンザによく似ているのが特徴です。しかし「新」型で、大部分の方が免疫を持っていないため、感染が拡大する危険性が指摘されています。特に重症化する可能性の高い妊婦さん、喘息や糖尿病などの病気を持っている方は充分注意が必要で、ワクチンの優先接種対象者です。
 新型インフルエンザのワクチンは今回初めて製造されたもので、現在もその安全性や有効性についてはデータの収集がされているところですが、少なくとも国内産は長年接種された季節性のものと安全性、有効性ともに同程度と考えられています。また、このワクチンは、生ワクチン(生きた細菌やウィルスを用い、毒性を弱めたワクチン)ではなく、不活化ワクチン(病原性をなくしたウィルスの成分だけを用いるワクチン)ですので、一般にどの妊娠時期でも、また授乳期でも接種は可能です。かかった場合の重症化を避けるため、ぜひワクチンの接種をお願いします。また、新型と季節性のワクチンは異なりますので、それぞれに接種が必要です。
 ただし、新型に対する国内産ワクチンはいま現在、順次生産されているところで、これからしばらくは各医療機関で用意できるワクチンの数がすぐにはわからない状況です。妊婦さんはかかりつけの医師に相談し、早めのご予約をおすすめします。熊本県では11月中旬以降から妊婦さんの接種、その後順次、持病のある方、1歳~就学前の子ども、1歳未満の子どもを持つご両親...といった順で接種される予定です。
 注意したいのは、ワクチンはあくまで「症状の軽症化」および「発症の予防」の効果が期待できるもの。感染予防の効果は保証されておりませんので、何よりも予防を心がけるのが重要です。まず手洗い、うがい、マスクの着用、人ごみを避ける...といった予防策を習慣づけるようにしましょう。

乳がん・子宮頸がん検診が無料で受けられる券が配布されます

 女性の健康を脅かす恐ろしい病気、子宮頸がんと乳がん。子宮頸がんは20歳から60歳で多くみられる病気ですが、近年では20歳代、30歳代において増加傾向にあります。一方、乳がんは、40歳から60歳に多くみられ、50歳代前半にピークがあることが特徴です。
 いずれのがんにおいても言えることですが、早期発見、早期治療が最も重要です。ところが、日本においてはなかなかがん検診の受診率が上がらないのが現状でした。そこで平成21年度の国の補正予算で、日本のがん検診受診率を50%に上げることを目標として、女性特有のがん対策がとられることになりました。その対策とは、ある年齢の方々に対する「がん検診無料クーポン配布」です。
 このクーポン券で「乳がん検診」もしくは「子宮頸がん検診」が無料で受けられます。対象は、子宮頸がん検診が今年の4月1日時点で20歳、25歳、30歳、35歳、40歳の方。乳がん検診が今年の4月1日時点で40歳、45歳、50歳、55歳、60歳の方となっています。この年齢の方には、今年の6月1日現在で住まわれている市町村より、9月上旬までに随時無料クーポン券が郵送されます。
 クーポン券が届いた方は、来年の2月末までにクーポン券と本人確認書類(健康保険証や運転免許証など)をお持ちになり、検診が実施される医療機関にお越しください。同封された書類に受診可能な医療機関を明記してあります。また、対象者のうち今年の4月1日以降自己負担で検診を受けられた方はクーポン券と引き換えに自己負担金を払い戻しています。ご不明な点があれば、各市町村にお問い合わせください(熊本市:ひごまるコール 096-334-1500)。
 検診は、10~20分で終わります。あなたの健康のために、がんの早期発見、早期治療のためにもぜひ検診を受けるようにしましょう。


熊本県における新型インフルエンザの対応について

今回は対応が変わった新型インフルエンザについて再度ご説明します。その後、熊本でも新型インフルエンザ感染が報告されていること、秋から冬にかけて感染者数が急増する可能性が極めて高いことから、もう一度お話しします。
 新型インフルエンザは、6月にはWHO(世界保健機関)が「フェーズ6」を宣言、日本でも感染者数は増加傾向にあります。また厚労省は、致死率の高い鳥インフルエンザを前提とした当初の政府の行動計画は実態に合わないとし、新型インフルエンザも季節性のインフルエンザと同じ対応をすると発表しました。こういった状況を受け国内の対応も変わってきています。
 今回、ほとんどの新型インフルエンザ感染例が軽症であることから、新型インフルエンザに対しては、発熱外来を有する専門の医療機関ではなく、すべての医療機関において対応するという点が最も大きな変更点です。
ただし、『妊娠中の女性は季節性インフルエンザおよび新型インフルエンザのいずれにおいても重症となるおそれがある』ということを考慮し、日本産科婦人科学会では、妊婦から妊婦への感染を極力避けるため、原則、産科医療機関への直接の受診は避けるようお願いしております。
 従いまして、産婦人科につきましては、今後も電話相談が基本です。他の妊婦さんへの感染を防ぐため、直接病院に来ることは絶対に避けてください。急な発熱と咳やのどの痛みを感じたら、まずかかりつけの産科医療機関もしくは「インフルエンザ発熱相談センター」(【熊本市】TEL 096-372-0700)に電話をかけその後の対応を相談してください。状況に応じてかかりつけの産科医療機関で対応するか、一般医療機関へ紹介をするかの判断を行います。
 また、その他に新型インフルエンザに関して気になることがあれば熊本県健康危機管理課(TEL 096-333-2240)まで問い合わせてください。かからないように予防し、かかっても広がらないように気をつける、という心がけが感染者を減らします。落ち着きのある行動をどうぞお願いします。

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