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不安の声が多い、放射線量と乳幼児・母乳への影響について
日本に甚大な被害を与えている東日本大震災。中でも福島第一原発事故については、放射性物質の検出による流通の規制など影響が広がっています。放射線は目に見えず、耳慣れない単位や分からないことも多いので、特に妊娠・授乳中のお母さんは不安が大きいでしょう。そこで、気になる放射線被ばくと母子への影響についてお話したいと思います。
現在報道などで発表されている大気中の放射線量は、福島県飯館村で約7.43マイクロシーベルト、首都圏で約0.06~0.21マイクロシーベルトとなっています(4/1現在)。一方で、妊娠中のお母さんが放射線を被ばくした場合、胎児の異常を引き起こすといわれている最低ラインの放射線量は、形態異常や胎児死亡が妊娠4~10週で50,000マイクロシーベルト、精神発達の遅れが妊娠10~27週で100,000マイクロシーベルトとされています(放射線検査等で実際に受けた線量を示す1ミリグレイを1,000マイクロシーベルトと換算しています)。つまり、現状では普通に生活している限りは安全といえるでしょう。ちなみに、妊娠に気付かずに腹部の放射線検査を受けた場合も、腰のX線撮影で最大被ばく線量10,000マイクロシーベルト、腹部のCT検査でも最大で49,000マイクロシーベルトと危険値を下回ります。
また母乳についても、被ばく線量が50,000マイクロシーベルト以下であれば母乳に影響はなく、過剰に心配する必要はありません。
そしてもう一つ心配になるのが、不妊への影響です。不妊になる可能性がある被ばく線量は急性被曝で2,500,000~6,000,000マイクロシーベルト、慢性的に被ばくしても年間200,000マイクロシーベルトとされています。つまり、よほどのことがない限りは放射線被曝による不妊は心配ありません。
このように数字を見ると、現状では過剰な反応は必要ないことがお分かりかと思います。情報に振り回されすぎず、まずは冷静に状況を精査することが、子どもを守るための第一歩になると考えます。
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(末永産婦人科医院) 2011年10月 1日 18:11 | 個別ページ
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女性の大敵! 冷え性から身を守るには?
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(末永産婦人科医院) 2011年2月11日 18:53 | 個別ページ
政府がウイルス「HTLV-1」の対策を本格化しました
このウイルスの感染経路は母子感染や性感染であり、四国や九州・沖縄に感染者が多いことは以前からわかっていましたが、近年では全国へ感染者が広がっているようです。このため、菅首相は母子感染予防のため全国一律で全妊婦の抗体検査を年度内に行う方針を打ち出し、厚生労働省が母子感染予防のための保健指導マニュアルの改訂を進めるなど、感染予防の動きが本格化し始めています。
ただしHTLV-1ウイルスは、感染しても発症する人はごくごく一部。先ほど挙げたATLも、感染からおよそ40年以上を経て、年間1000人に1人の割合で発症、HAMでは年間3万人に1人だといわれています。必ず発症するわけではありません。
もちろん、発症していない状態でもこのウイルスに感染している場合、自分以外のヒトに感染させてしまう可能性があるため注意が必要です。特に、母子感染は全体の6割を占め、さらに、そのほとんどが母乳による感染であるため、授乳のやり方が問題となります。最近では「人工栄養によって育てる」、あるいは「母乳哺育を3ヵ月程度の短期間にする」ことによって大部分の感染を防げることがわかっています。
ですから、新しくママになる方は、まず妊婦健診時の検査をおすすめします。熊本県の産科医療機関においては、以前より抗体検査を行っている施設が多いので、詳しくはかかりつけの医師にご相談ください。

