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不正出血は深刻な病気のサインでもある場合も。少量の出血でも受診を!
出血の量や色も、原因や部位によって異なります。茶色いおりものだったり、真っ赤な鮮血だったり、あるいは下着に少量の血がつく程度のものからレバーのような塊を伴うものまで、また2週間以上続く不正出血もあります。性交の後で少量の出血がある場合も不正出血です。「少量の出血がたまにあるくらいなら心配ないですか?」と尋ねられる方もいますが、量や頻度が少ないからといって安心はできません。通常の月経以外で出血があるということは、それだけで何らかの「異常」が起こっているのは間違いないからです。仕事や学校、家庭でのストレスなどでホルモンバランスが崩れて出血が起こる場合もあります。しかし、先ほども書きましたように、子宮頸がんや子宮体がん、まれにですが出血傾向のある血液の病気(白血病、再生不良性貧血)など、命にかかわる重大な病気が原因となっている可能性もあります。出血量と病気の重さは決して比例しませんので、「少ししか出血していないから」と放っておかずに、必ず産婦人科を受診して原因を確かめるようにしましょう。
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(末永産婦人科医院) 2011年12月 7日 18:18 | 個別ページ
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妊娠中のインフルエンザ予防接種は推奨されています
もちろん、万が一インフルエンザにかかってしまっても、お腹の赤ちゃんへの影響はほとんどありません。ですが、妊娠中は免疫力が低下しているためにインフルエンザが重症化する可能性が高く、使用できる薬も限られていることから、お母さん自身がたいへん辛い思いをすることになります。内科はもちろん、多くの産婦人科でもワクチンの接種が可能なので、現在妊娠中の方は、ぜひインフルエンザの予防接種を心がけてください。
逆に、妊娠中には接種することのできないワクチンもあります。麻しん、風しん、おたふくかぜ、水痘などのワクチンは、胎児異常や流産のリスクがあるため接種ができません。
また、もし妊娠中にこれらの病気に感染してしまった場合も同様のリスクが発生するため、ぜひ妊娠前に接種しておきたいワクチンだと言えます。ワクチンの接種後は、風しん、水痘のワクチンであれば2ヵ月、麻しん、おたふくかぜのワクチンでも4週間は避妊の必要があります。
これから妊娠を望む方には、前もってこれらの病気に対する抗体があるかどうかのチェックを行ってください。
もちろん、有効なワクチンがない風邪にも要注意です。普段からうがい、手洗いなどの基本的な予防を心がけましょう。
さて、もう一つ、近頃話題になっているワクチンに子宮頚がん予防ワクチンがあります。平成24年3月で公費助成は終了予定でしたが、平成25年3月末まで公費助成が延長される可能性がでてきました。正式に決まれば、近いうちにお住まいの自治体からそれぞれ何らかの形で発表されると思います。
(末永産婦人科医院) 2012年1月14日 01:01 | 個別ページ
不安の声が多い、放射線量と乳幼児・母乳への影響について
日本に甚大な被害を与えている東日本大震災。中でも福島第一原発事故については、放射性物質の検出による流通の規制など影響が広がっています。放射線は目に見えず、耳慣れない単位や分からないことも多いので、特に妊娠・授乳中のお母さんは不安が大きいでしょう。そこで、気になる放射線被ばくと母子への影響についてお話したいと思います。
現在報道などで発表されている大気中の放射線量は、福島県飯館村で約7.43マイクロシーベルト、首都圏で約0.06~0.21マイクロシーベルトとなっています(4/1現在)。一方で、妊娠中のお母さんが放射線を被ばくした場合、胎児の異常を引き起こすといわれている最低ラインの放射線量は、形態異常や胎児死亡が妊娠4~10週で50,000マイクロシーベルト、精神発達の遅れが妊娠10~27週で100,000マイクロシーベルトとされています(放射線検査等で実際に受けた線量を示す1ミリグレイを1,000マイクロシーベルトと換算しています)。つまり、現状では普通に生活している限りは安全といえるでしょう。ちなみに、妊娠に気付かずに腹部の放射線検査を受けた場合も、腰のX線撮影で最大被ばく線量10,000マイクロシーベルト、腹部のCT検査でも最大で49,000マイクロシーベルトと危険値を下回ります。
また母乳についても、被ばく線量が50,000マイクロシーベルト以下であれば母乳に影響はなく、過剰に心配する必要はありません。
そしてもう一つ心配になるのが、不妊への影響です。不妊になる可能性がある被ばく線量は急性被曝で2,500,000~6,000,000マイクロシーベルト、慢性的に被ばくしても年間200,000マイクロシーベルトとされています。つまり、よほどのことがない限りは放射線被曝による不妊は心配ありません。
このように数字を見ると、現状では過剰な反応は必要ないことがお分かりかと思います。情報に振り回されすぎず、まずは冷静に状況を精査することが、子どもを守るための第一歩になると考えます。
(末永産婦人科医院) 2011年10月 1日 18:11 | 個別ページ
熊本市で子宮頸がん予防ワクチン接種補助がスタートしました
もちろん、ママ世代をはじめ上記対象年齢以外の方もワクチンの接種は可能です(費用は従来どおりかかります)。ただし、このワクチン接種ですべての子宮頸がんを予防するわけではありませんので、定期的な検診と合わせて、確実に子宮頸がんから身を守りましょう。
と、ここまで書いたところで、このワクチンの使用量が現在の在庫量を上回り、しばらくワクチンが不足する可能性が出てきました。製薬会社からは既に接種された方を優先して在庫を確保し、初回接種の方にはしばらくお待ちいただくとのことですが、突然のことであり、熊本市としても今後の方針については現在検討中の模様です。一昨年の新型インフルエンザワクチンが当初不足していたものの、最終的には十分に行き渡ったことを考えれば、突然接種ができなくなる、突然費用が補助されなくなるなどの心配は必要なさそうですが、今後の厚生労働省や熊本市の発表に気をつけてください。
(末永産婦人科医院) 2011年3月 5日 23:37 | 個別ページ
女性の大敵! 冷え性から身を守るには?
そもそも冷え性とは、周りの人は寒がらないのに自分だけ寒いと感じたり、気温の低下に対して体温調節がうまくできず、日常生活に支障をきたしてしまうことをいいます。主に手足の先や背中など皮膚温が局所的に低下するもので、体内の温度(体温)自体が下がるものではありません。主な原因としては、血管に作用する自律神経の機能が乱れ、血管が細くなり血流が低下してしまうことが考えられます。また、自律神経の機能異常は、冷え性に加えて頭痛、肩こり、腰痛などを伴うことも少なくありません。特に生理前後や更年期の女性に顕著であり、卵巣の働きと密接に関係していることから、女性ホルモンに対する反応異常もその一因と考えられています。ただし、甲状腺や副腎皮質からのホルモン異常や動脈の閉塞などの病気が背景にあることもあります。
では、冷え性はどのように予防すると良いのでしょうか? 実は冷え性は詳しい原因がはっきりしておらず、原因を直接除去するような治療が難しいのが現状です。従って、暮らしの中で予防に取り組む必要があります。過剰な冷暖房は体温調節機能を狂わせることになりがちですので、室内と室外との温度差は5℃程度に。食事面では、冷たい飲食物や生野菜、果物の大量摂取を避け、ショウガ・ネギなど体を温める食品を心がけましょう。また、血行を促進するために適度な運動を心がけ、下半身を中心に、保温性の高い下着・靴下・レッグウオーマーなどで冷えから体を守りましょう。さらに、寝る前に38~40℃くらいのお湯にゆっくりつかると、手足の血の巡りがよくなります。半身浴や足湯なども有効ですので、暮らしの中にぜひ取り入れてみてください。

