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お知らせ 末永産婦人科医院: 2010年8月アーカイブ

子宮頸がん予防ワクチンについてふたたび

以前にもお話しした子宮頸がん予防ワクチン、近頃はこのワクチン接種を希望されて受診される方も増えていらっしゃいます。しかし、このワクチンが予防するものは子宮頸がんそのものではありません。
 もともと子宮頸がんは"発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)"の感染が原因。このウイルスは性交渉によって感染すると考えられています。
その発がん性HPVの中でも特に子宮頸がんに多く見られるHPV16型と18型の感染を防ぐのが子宮頸がん予防ワクチン。つまり、このワクチンは"がん予防"のワクチンではないということ。あくまで"ウイルスの感染を予防するもの"です。ワクチンを接種することでHPV16型・18型に対する抗体ができ、身体にHPVが進入することを防ぎます。
ただし、16型・18型以外の感染は予防できませんし、すでに感染しているHPVをなくしたり、子宮頸がんの進行を遅らせたりするものでもありません。直接的な"がん予防"ではなく、セックス⇒発がん性HPV感染→子宮頸がん発症 の最初の矢印(⇒)を防ぐワクチンということをご理解ください。
 なお、ワクチンで防ぎきれなかったがんを早期発見するためには、子宮頸がん検診が欠かせません。子宮頸がんができるまでには長い時間がかかるため、定期的な検診を受けていれば、がんになる前の状態を発見し治すことが可能です。検診の目安は20歳以上で2年に1回。ワクチン接種と検診で確実にあなたの身体を守りましょう。

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